成果のない努力:発達障害人の苦悩と信じる力

発達障害人の努力は、敗れた網で魚をすくう作業に似ている。

どれだけ努力しても成果が出ない徒労感は半端ない・・・

健常者の十分の一にも満たない成果があれば充分である。

ほとんどが無駄に終わる・・・

そのうえ一生懸命、熱心にしてもお節介と言われ嫌われる。

見栄っ張りだのエエカッコしいなどと言われ感謝もされない。

その割には、利用するときは散々利用する。そして、都合が悪くなると

感謝すらしない。

それでも、努力を続けないといけないのは、何もしていないともっとひどくなるからだ。

そもそも、発達障害の時点で他者からの支援・援助は見込めず、友人・仲間・恋人などの社会的な関係もない。周りは敵もしくは傍観者しかいない。

そもそも、発達障害の時点で援助が必要なのに受けられない。

優しさや、ぬくもりもない。社会に出るまでは甘えられるものがあるがそれ以降は

最悪である。発達障害人は自立できないから障害なのである。

バカにされ、見下され、騙され、利用され、傷つけられる。信用できる人や安全基地を運よく見つけられるかである。しかし、それすらも遺伝や環境による。

好き放題、我儘、自分のやりたいようにやってきたなら納得もできるが、我慢して、辛抱して、努力して、誠心誠意尽くしても報われない・・・

滑稽極まりない。

周りからの嘲笑の鐘の音が鳴りやまない・・・