慈悲と智慧?

 他人のために親切をすることは悪いことではない。しかし、自己犠牲のやりすぎは良くない。自分が、無理をして、我慢して、辛抱して、許して、節約して、相手の都合を自分より優先するのは絶対ダメである。

 理由は、二つある。

一つ目は、余裕のない疲れた状態でする親切は質が悪くなり、相手のためにならない。

二つ目は、相手が新設されるのが当たり前に思い、良いように利用される。そして、舐められ、軽んじられ、雑に扱われれ、騙され利用される。そして、感謝、見返りなどは全くない。

 結局は、損して疲れて恥をかくだけになってしまう。では、親切を全くしなくていいのか?というとそうでもない、自分のことだけ・今だけ・利益だけ考えて行動すると、今度は逆の立場になるだけである。

 だから、親切をするにも力がいる。それは、こちらに余裕があり力があり、そして相手のことを理解できる力だ。特に相手のことを理解できる力は大切である。それがあれば的確な親切ができるからである。そしてエネルギーの無駄もない。

 だから親切をするときは、まずは相手の事情をしっかりと理解しようとすることから始めるといい。